ジャンパー膝
- 運動中や運動後に膝のお皿の下または上に痛みが走る
- 運動し始めは痛いが、動かしている間に痛みが和らぐ
- 膝の腫れ・熱感があり押さえると痛い
- 走る動作・跳躍をすることの多いスポーツをしている
- 尻上がり現象がみられる(うつ伏せ状態で膝を曲げると、太ももの前面の突っ張ったような痛みから逃れる為にお尻が上がる現象)
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)とは?
バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、
サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに
多くみられる、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。
広島市南区・中区・安佐南区 あさひ整骨院・接骨院|ジャンパー膝の原因とは?
大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。
特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、
相対的筋短縮(筋肉が硬い)状態を招いた結果、そのストレスが末梢の
膝蓋骨(膝のお皿)周辺に蓄積するために起こる慢性・疲労性障害です。
靭帯や腱が骨に停止するところでは、筋肉のはたらきによるストレスが
集中しやすく、組織の小さな損傷が生じます(①②③)。
また、靭帯が骨のすぐ上を通るところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と
骨の摩擦が生じて炎症の原因になります(④)。
① 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)
② 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
③ 鵞足炎
④ 腸脛靭帯炎
◎選手側の問題
・筋力不足・筋力のアンバランス・骨の成長と筋の伸びとのアンバランス
・身体の柔軟性不足・アライメント不良 など…
◎練習や環境の問題
・オーバートレーニング・選手の体力や技術に合わない練習
・不適切な靴・硬すぎたり軟らかすぎる練習場 など…
広島市南区・中区・安佐南区 あさひ整骨院・接骨院|ジャンパー膝の病態は?
腱実質部に出血、浮腫、ムコイド変性(結合組織の粘液変性)、
フィブリノイド変性(線維素様のものが組織に沈着して組織傷害や
炎症を引き起こす)などの変化をきたします。
また、痛みの程度によって重症度が異なります。
軽症:スポーツは可能であるが、その後痛む
中等症:プレーに支障はないが、最中と後で痛む
重症:常に痛み、プレーに支障が出る
最重症:歩くだけでも痛い(腱や靭帯の断裂)
広島市南区・中区・安佐南区 あさひ整骨院・接骨院|あさひ整骨院での治療と予防
あさひ整骨院では、
①患部の炎症を抑えたり、組織の治癒能力を高める治療
②大腿四頭筋の柔軟性を出すためのストレッチや筋膜リリース治療
③テーピングやストレッチ指導による予防
など、一日でも早くスポーツ復帰できるよう、またスポーツをしながらでも
回復ができるようなサポート、メンテナンスをさせて頂きます。
※最重症の腱や靭帯の断裂の場合、縫合手術が必要となりますが、そ
の後のリハビリとして上記の内容や、手術痕の癒着を和らげるような
治療をさせて頂きます。